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President

理事長挨拶

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ISSEI NISHIMURA

2026 TOYAMA JC President

ISSEI
NISHIMURA

西村 一生

心躍るほうへ
~その一歩が未来を切り拓く~

公益社団法人 富山青年会議所 2026年度(第75代)理事長の西村 一生 です。
私たち富山青年会議所は、富山市・舟橋村・上市町・立山町を活動エリアとし、
明るい豊かな社会を目指して“ひとづくり”や“まちづくり”に取り組んでいる団体です。

1952年の創立以来、「奉仕」「修練」「友情」の三信条のもと、
人材育成と、より良い地域社会づくりに尽力して参りました。

2026年度は『心躍る方へ ~その一歩が未来を切り拓く~』のスローガンのもと、
自らより良く変わろうとする地域まち、そして組織と人財を目指して運動・活動を行います。

富山青年会議所は地域まちに開かれた団体を目指し、
公開例会、まちづくり事業、次世代育成事業など、
多くの皆様にもご参加いただける事業を積極的に開催しております。
ご案内の折には是非ご参加いただき、様々なご意見やご助言を頂戴できれば幸いです。

以下に綴った文章は本年度の富山青年会議所の方向性を書いた理事長所信です。
もしご賛同いただけるなら是非とも事業へのご参加やご参画をいただき、
また仲間として入会し、共にとやまの地域まちに良い影響を提供していきましょう。

2026年度の富山青年会議所を何卒宜しくお願い致します。

公益社団法人 富山青年会議所 2026年度 第75代理事長

西村 一生

President’s belief

理事長所信

はじめに

私たちが今生きるこの時代は、先達が懸命に築いてきた努力と志の上に成り立っています。
1952年に設立され、74年間の歩みを受け継ぐ富山青年会議所もまた、地域まちを愛する青年たちが集い、理想を追い求め、行動をもって時代を切り拓いてきました。

設立趣意書には、こう記されています。
「世界の歴史を繙くとき青年の残した足跡は実に偉大であります。それは理想と実行を結合する情熱が青年にのみ與へられた特権だからであります。」

かつて日本の青年たちは、戦後という混乱の中で、復興と未来のためにその一歩を踏み出しました。経済成長と社会の安定を築いてきたその歩みの裏には、多くの苦労や、困難を乗り越える挑戦があり、私たちは今、この平和で豊かな時代を生きられているのです。今を生きる私たちには、先達の意志を絶やさず、次の時代へ引き継ぐ責任があります。
私たちには、まだ見ぬ未来を信じ、現実を変えていく力があります。それは特別な誰かのことではなく、まさに今この瞬間を生きる、私たち一人ひとりに与えられた可能性です。

私たちは、青年会議所活動や、社会での役割において、困難や不安に立ち向かうとき、一人では乗り越えられない壁に行く手を阻まれることがあります。
私自身の青年会議所活動を振り返ると、新たな一歩を踏み出すとき、そこには必ず仲間たちの存在がありました。共に一歩踏み出し、数多くの経験を共にしたからこそ、絆が生まれてきたことを強く実感します。そしてその積み重ねが、自分自身を、仲間を、成長させてくれました。仲間との絆が、私の軸となり、行動に移す芯の太さを成長させてくれました。だからこそ今、心から思うのです。私たち青年世代が先頭に立ち、未来のために一歩を踏み出し、一人ひとりが挑戦の意志を示していくべきだと。

現代社会に目を向ければ、少子高齢化の加速、グローバル化の進展、デジタルネイティブ世代の台頭など、急激な変化と予測困難な出来事が数多く存在しています。さらに身近な問題として物価高騰や人手不足など、地域まちの課題や、我々市民がおかれる状況も、絶え間なく変化しており、そのような状況では、一人ひとりがその一歩を踏み出し、未来を切り拓く必要があります。その一歩を踏み出したとき、自分軸はより強く成長し、太い芯をもって行動に移すことができるようになります。軸とは自分を構成する価値観や行動基準です。自分軸をもつリーダーは、どんな状況においても、その軸に沿って判断を行い、決断をし、周囲の人を導く力があります。仲間と共に、一歩踏み出す力があります。芯はぶれない軸によって発信される行動の強さであり、軸が強くなるからこそ太い芯をもって行動することができ、想いをより濃く形に描きだすことができます。芯が太くなければその想いを行動に移し、周囲を巻き込み行動することも難しいでしょう。
挑戦は、成功だけではなく、時に失敗することもあります。しかし、そこには必ず新しい学びや気づきがあります。人は困難に向き合うことで大きく成長できるのです。仲間と共に心躍らせ、素直に一歩踏み出すことで、地域まちを変えていく大きな力となることと信じています。
まずは一歩踏み出そう、やってみよう。その先に未来を切り拓く挑戦が数多く待っています。

【“人”の繋がりから地域まちの「にぎわい」へ】

私たちが住み暮らすこの地域まちは未来への希望を描き創り上げてきた功績により築かれています。人々は、礼を尽くし、和を重んじ、思いやりの心を大切にしながら、支え合ってきました。富山青年会議所においても多くの地域まちの人々との繋がりを大切にしながら運動・活動を行っています。
近年の富山市中心部に目を向けると、富山市総合計画をはじめとした政策により南北接続路の開通が中心市街地のアクセシビリティを格段に向上させ、路面電車の充実によって市民が気軽に街なかを行き来できるようになりました。地図上の整備とともに、そこでは人々が外に出ようと思い、往来が増加する「にぎわい」が生まれました。そこに住む人々が地域まちに根ざす産業や文化を知り、その土地の風土を理解した人々による地域コミュニティの強化を通じて、「ここにいたい」「ここで生きていきたい」という意識を醸成することが大切です。
私たちが活動する富山市、立山町、上市町、舟橋村においても地域コミュニティの結びつきが薄れつつあると感じることがあります。私の住む地域でも昔は毎朝家を出ると近所の人と「今日も暑いですね」「野球行ってきます」と交わす挨拶から一日が始まりました。四季折々の行事もまた、地域まちの人々を繋ぐ大切な場でした。そうした営みの連鎖が、ここにいたいという愛着を育むことに繋がります。その姿と精神を、今度は私たちがとやまの市民と共に次世代に受け継いでいく番です。これは決して過去を懐かしむだけの話ではありません。現代においても、形を変えながら人々との繋がりや地域まちへの愛着を育む仕組みを創り出すことは可能です。暮らしや営みに実際に触れ、自分の住み暮らす場所に根付いた価値観を体感することで、人々の間に共感による繋がりが生まれ、深い帰属意識が芽生えていきます。こうした小さな物語の積み重ねこそが、結果として「ここにいたい」と思える地域まちの空気を創るのです。
それぞれの場所での「ありがとう」や「おかえり」という言葉が暖かい地域まちの姿であり、地域コミュニティの結びつきが地域まちを育てる原動力になります。困っている人がいれば自然と手を差し伸べ、言葉にせずとも想いを察し、違いを越えて協調する心。その美しさを、それぞれので地域まちさらに深めていきましょう。

【⾃分らしく⽣きられる未来へ】

いま、私たちのまわりには、情報化社会ならではの多様な価値観や新しい可能性に出会いながら、自分の生き方を模索している若者たちがいます。その一方で、成果や評価を重んじる風潮のなか、「自分はどう生きたいのか」という軸が見えにくくなり、他人の目を気にしながら生きている人も少なくありません。だからこそ、私たちは、若者が「自分らしく生きていい」と心から思えるような、あたたかな土台をこの地域まちのなかで育んでいく責任があります。
人は、誰かと比べられて価値が決まるのではありません。それぞれがもつ想いや歩んできた道が、自分らしさを形づくります。大切なのは、特別な何かを成し遂げることではなく、自分の心が感じるままに一歩を踏み出し、「やってみたい」という想いを自分の言葉で伝えていくことが大切です。
自分らしさとは、好き勝手に生きることではありません。自分の心が動いた方向に素直であること、そしてその想いを誰かのため、地域まちのために活かしていくことです。そうした姿勢が、未来を動かす力になると私は考えます。自分らしさは、自分の意志を貫くだけではなく、周りの人との関わりの中で育まれていくものです。
それは一人ひとりの想いだけで完結するものではありません。人は、安心して一歩を踏み出せる環境のなかでこそ、自分を見つめ直し、成長していくことができます。共に歩む仲間や関わりの中で、ときに間違いを正してくれたり、共に喜び合えたりする関係があることで、自分を表現できる心の居場所が生まれます。自分を受け入れてくれる場所があること、それこそが人が自分らしく挑戦していくための土台になります。仲間や心の居場所は、自分らしさを直接つくるものではありません。けれども、それらがあることで人は安心して行動でき、その行動の中で得た経験が自分軸を太く強くしていくのです。
また、心と体を使った体験も欠かせません。誰かと汗をかき、地域まちの空気に触れ、人の声を直接聞くことで得られる「実感」は、考え方を広げ、行動する力となります。そうした経験が、地域まちを守りたい、もっと良くしたいという気持ちを育て、社会を自分ごととして捉える原動力となっていきます。
自分らしさとは、やりたいことだけをやることではありません。自分の想いを信じて一歩を踏み出し、その力を誰かのため、地域まちのために活かしていくことです。その想いを行動に変えるとき、人は本当の意味で「自分らしく生きる」ことができます。
一人ひとりが自分の想いを信じ、心躍る方へ一歩を踏み出す。歩んできた道や経験が異なる人たちが互いを認め合い、支え合うことで、地域まちの姿はより豊かで暖かなものへと育っていきます。誰もが心を躍らせながら一歩を踏み出せる、その連鎖こそが、未来の地域まちを支える力になるのです。

発気揚々~しなやかに、わたしらしく~

2026年秋、「第7回わんぱく相撲女子全国大会富山大会」が開催されます。日本の国技である相撲を通じて、子どもたちが「勇気をもって挑み、礼節をもって人と繋がり、支えてくれる人に感謝する」ことを学ぶこの大会は、未来を担う小学生女子が全国から集い、土俵の上で真剣勝負に挑む舞台です。これまで積み重ねてきた努力を胸に勝負へと挑み、勝利をつかんで喜びを弾けさせる子どもたちの姿がある一方、惜しくも敗れて悔し涙を流す子どもたちの姿もあり、一瞬一瞬が本気の挑戦であることを物語っています。本大会のスローガンは「発気揚々~しなやかに、わたしらしく~」。子どもたちがしなやかさと強さをあわせもち、自分らしく輝きながら未来を切り拓く姿を表現しています。取組を通じて子どもたちは自己肯定感や達成感を育み、夢や目標をもつことの大切さを学びます。本大会は、挑戦する意欲を引き出すとともに、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現を後押しする取り組みです。また、地域まちと全国の繋がりを強め、地域まちの魅力を全国へと発信する絶好の機会でもあります。この舞台で見せる子どもたちの真剣なまなざしと元気いっぱいの挑戦は、私たち大人にも勇気と希望を与えてくれるでしょう。
大会を開催することは「心躍るほうへ一歩を踏み出す」という所信スローガンを体現する絶好の機会となります。この大会で見られる子どもたちの挑戦は、スローガンを言葉ではなく実際の体験として示すものです。富山青年会議所が主催するこの大会を通して、未来を担う世代の健全な成長を後押しするとともに、子どもたちが挑戦から自信を得て、次の時代を生きる力を育んでいけるよう、共に盛り上げていきましょう。

一歩と絆が地域まちを彩る魅力に

富山青年会議所は発足してから74年間、明るい豊かな社会を実現するために、多くの機会の中で絆が生まれました。また、我々の最大の理解者でもあり応援者でもある1,000名を超えるシニア会員との絆も大切なものです。紡いできた絆に、敬意と感謝の気持ちをもって、さらに一歩踏み出すことが必要です。
先達との交流を通じ、富山青年会議所の歴史やその志を知り、経験を聞き、語り合うことで、絆は強くなります。我々が一歩踏み出すとき、その絆を確かに感じることができ、楽しかった想い出や、仲間との絆を心に想い描くことができるからこそ、その一歩を心躍る運動・活動に繋げることができます。
また、一歩踏み出した先で、身近な人に理解をいただき、高め合える仲間と共に交流することで心躍る事業に繋がります。自分にとっての一歩と仲間にとっての一歩は、必ずしも同じではありません。しかし、お互いの個性を認め合い、感情を理解し合うことで絆が強くなり相乗効果が生まれます。それぞれの踏み出す一歩が、仲間にとって学びや気づきになることを理解することで、心躍る未来に繋がります。
富山青年会議所会員一人ひとりの個性が輝き、運動・活動の新たな可能性が芽生え、魅力はより伝わる形に変化していきます。それぞれの自分軸をもった会員の存在が、多様性のある組織を作り出し、地域まちの人々の共感に繋がります。富山青年会議所の運動・活動の魅力を発信することで、その共感をさらに広げることができます。
富山青年会議所の理念や信念がより共感されるようになることで、新しい仲間を迎えることができます。仲間が増えることは、すなわち多様な価値観をもつ人財がさらに増え、魅力の幅が広がっていくことであり、そこに新たな絆が生まれることで、環状的に一歩踏み出し続けることができる状態に繋がります。心躍る交流を通じて、絆を強くしていきましょう。

信頼される健全な組織として

公益社団法人としての信頼を確かなものとするためには、コンプライアンスの徹底や制度管理の強化は欠かせません。特に法令遵守、財務の透明性、情報の開示においては、常に社会の要請に応える姿勢が求められます。公益社団法人は、市民や行政、関係団体からの信頼の上に成り立つ組織です。だからこそ、内部規程やルールを形式的に整えるだけではなく、それを確実に運用し、日々の運営に根づかせることが重要です。例えば、財務規則や会計処理は、単に帳簿上の整合性を保つだけでなく、資金の流れを誰もが理解できる形に努め、健全な組織運営として社会に対して示していくことが大切です。その積み重ねこそが、富山青年会議所の活動への信頼を高め、地域社会における存在意義を一層強固にしていきます。
一方で、組織は制度や数字だけでは成り立ちません。多様な価値観をもつ会員一人ひとりが新たな一歩を踏み出すことが、持続的な組織の力を生む源泉です。そのためには、会議がスムーズに進行し、必要な情報共有や意思決定が円滑に行えるよう環境を整備するとともに、会議体や運営方法についても旧来の慣習にとらわれるのではなく、効率性と柔軟性を両立させた仕組みを模索してまいります。本質的な議論と行動に集中できる環境を整えることは、会員の「やってみたい」という気持ちを後押しし、組織の屋台骨を支える上で極めて重要なことであり、会員の活力をさらに高めていくものだと思います。

その一歩が導く新たな未来へ

人生は、楽しいことばかりではありません。悔しいこと、辛いこと、納得のいかないこと様々な困難があります。しかしそれを仲間と乗り切るからこそ「本当の楽しさ」が生まれます。そして、そうした日々の出来事こそ本当に大切でかけがえのないものだと私は考えます。

先達から受け継がれたこの地域まちのため 自分の住み暮らすの地域まちために 何よりもこの日本のために

「やってみたい!」「楽しそう!」と心が少しでも動いたとき、その気持ちに素直に飛び込むことこそが大切です。その一歩を踏み出したときには、胸の高鳴りと少しの不安、未来への期待に心が弾みます。そうした一人ひとりの小さな一歩が集まれば、未来を明るく照らす大きな力となります。

2026年この一年間はもう二度と戻ってきません、だからこそ今、心躍るほうへ、わくわくする未来へ共に進んでいきましょう。

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